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「LGBT」など性的少数者の人権、セクシュアリティの多様性、クィア論、男女共同参画などや、そうした観点に引きつけてのコミュニケーション論、メディア論、「アニメとジェンダー」など、ご要望に合わせて対応いたします。※これまでの実績などはお知らせブログにて

その男女共同参画は間違ってる! [メディア・家族・教育等とジェンダー]

本日、インターネットをうろうろしていると、
ソウル市が27日、横断歩道の歩行者信号灯の人物像が男性だけになっているのは『男女差別』で、女性の人物像も入れるべきと訴えたことが明らかとなり、韓国で非難が殺到している
とゆーネタに遭遇しました(^^ゞ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110429-00000031-scn-kr など
続く部分には
ソウル市の提案がインターネットで広がり、ネットユーザーたちの反発が強まった。ネットユーザーらは、ただの『予算の浪費』であり、信号灯で男女を区別するためスカート姿の女性人物像を入れる自体が『本当の男女差別だ』などと非難の声を高めている
とあります。

いやはや、コレはまた、2007年にあったオーストリアのウィーンでの「男女平等」交通標識問題の愚を繰り返していると言わざるを得ないでしょう。

その当時の私の言いたいことは当該記事書いたとおりなのですが、加えて補足しておくと、そもそもこのようなケースで「男女両方入れる」という発想が、結局は典型的な「男」と「女」の二通りのみが正統で、その両者が一対のものであるという、性の多様性への抑圧であり、セクシュアルマイノリティへの差別なんですヨ。

つまり、法務省の人権啓発キャラクター「人KENまもる君・人KENあゆみちゃん」と同じ過ちに陥っているというわけですネ。

というわけで、韓国はソウル市の担当者の方、たまには宮崎県の『ジンケンジャーでも見て勉強してください。

 


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