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「LGBT」「性同一性障害」など性的少数者の人権、セクシュアリティの多様性、クィア論、男女共同参画などや、そうした観点に引きつけてのコミュニケーション論、メディア論など、ご要望に合わせて対応いたします。※これまでの実績などはお知らせブログにて

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佐倉満咲、教育実習でLGBTの授業をする [今週の佐倉満咲]

さて、我が娘・佐倉満咲サンも、今年度、はや大学4年生となりました。

最近では執筆者デビューを果たしたり(!?)、「恋のスタンプラリー」なんていう示唆深いタームを発明(!?!?)したりと、なかなかの活躍ぶりですが、いよいよ就職活動の傍ら、卒業論文執筆などにも取り組む学年と相成ったわけです。

 → 佐倉満咲、NPO法人SEANの会報に寄稿する
 https://stream-tomorine3908.blog.ss-blog.jp/2021-01-25_MisaWpSEAN



ちなみにワタシが「卒業論文の影の指導教官」をさせられるのは、やっぱり不可避みたいですねぇ;

で、
そんな満咲さん、この6月初旬には、標題のとおり教育実習というイベントも発生していました。
必ずしも「先生になりたい!」という希望が確としてあるわけではなかったものの、いちおうは教員免許の取得は目指していたわけです。

かくして実習が始まった満咲センセイ、連日 出身高校へと通っては、授業準備に忙しく取り組んでおられたのですが、ことあるごとに、やおらワタシのもとへやって来ては

「ちょっとこの指導案、これでイイか見てみてくれる?」

……………。

う゛~む
卒論の影の指導教官をさせられるのは想定してましたが、まさか教育実習の影の指導教官役まであるとは、ちょっと油断してましたね。

なにぶんにも社会学系の学部の学生ですから、免許が取れる教科は地歴公民系。
そのへん「お父さん」と同一です。
しかも今般の実習で受け持つことになった授業は政治・経済。
こちらもワタシの高校講師時代に得意だった科目です。

しょうがないので

「……ぅーん、基本的人権ってのはすべての人が生まれながらに等しく持ってる権利で、対価として何らかの義務を必要とするものじゃないわけやん? だから《基本的》って付いてるんやってあたりを、もうちょっとだけ明確にしっかり伝えるようにすべきかな。そのほうが生徒たちも腑に落としやすいはず」

「なるほど~っ!」

みたいなやり取りを、何回かおこなうハメに;

つまるところ、ちょうど日本国憲法の人権をめぐる条文を引きながら、各種の人権問題について学ぶ単元だったようなのですが、その流れで満咲センセイ、おもむろに言い出したところによると

「次の授業では、LGBTの人権の話すんねん!!」

……ぬなっ!!

そーなのか!? やるのか!

というわけで、「教育実習でLGBTの授業」というパワーワードが爆誕しました。

たしかに、生徒たちの立場にあっても、教育実習の先生が来ているという、ある種の印象的な期間に、そうした性の多様性についての授業があるというのは、なかなか有意義と言えます。

「………ぃや、でも、大丈夫か? 勝手にそんな内容入れて」

「べつに勝手にはやってへん。教科書や資料集にも載ってるし」

なんでも本当の指導教官の先生も、そりゃちょうどいい、ぜひやってくれということだったとのこと。

なるほど、これが令和クオリティか!!

「お父さん」が教育実習に行ってた(あまつさえ高校生だった)時代とくらべると隔世の感があります。

そりゃまー大学で授業していても「LGBTの基本は高校で習いました(ので応用編からでイイです)」みたいなことをリアクションペーパーに書いてくる学生が昨今は複数いるくらいな時代なのでさもありなん。

そんなこんなで「教育実習でLGBTの授業」は、生徒たちからも良い反応が得られ、見学に来られた他の先生方からも好評を博して、無事に終えることができたようです。

まずはなにより。

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 (画像はイメージです。出典:いらすとや)◇◇

かくして、実習期間もほどなく満了し、指導教官の先生からも褒められ、生徒たちからはお礼のお手紙などを貰って、ご満悦の満咲センセイなのでした。

「ぅーん、やっぱり先生になろうかなぁ」

「……………」

まぁ向いているかなとは思いますけどね。
むろん、ヘンなところに就職して不向きな仕事で苦労するよりは、気持ちよく働けるほうがずっといい前記事参照)

実際、就活先からは「お祈りメール」もいくつか届いているようですし、さしあたりはかつての「お父さん」のごとく非常勤講師でもしながら、ゆっくり先のことを考えるというのも悪くはないと思います。


  
『女子高生になれなかった少年』には「お父さん」の教育実習の様子が描かれたパートもあります
&『M教師学園』にはその後の高校講師としての真面目な仕事ぶりについてもフィクションに仮託されて描きこまれています

◇◇

余談ながら、満咲が授業で生徒に見せるパワーポイントのデータを作成している様子を覗くと、なかなか器用に上手いこと作っていたので
「へぇ~良い感じにできてるやん。すごいな。ワシが教育実習に行ってたときなんか、こんな上手にパワーポイントのスライド、よぅ作られへんかったデ」
「………はいはい(パワーポイント自体がなかったってネタね;)」
といった心温まる会話もあったりしましたw


◇◇



共通テーマ:学校

佐倉満咲、NPO法人SEANの会報に寄稿する [今週の佐倉満咲]

◇◇
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◇◇

これは完全に親バカ記事なのですが、な、な、なんと!
我が娘・佐倉満咲が、標題のとおり「執筆者」デビュー(!?)しました。

ワタクシ佐倉智美が理事のひとりを務めているNPO法人SEANでは、会員向けに定期的に会報を発行しているのですが、その『SEAねっと』Vol.54、2021年1月号に、私の普通の暮らしと題したコラムが掲載されたものです。

 → NPO法人SEAN公式サイト
http://npo-sean.org/


このコラム、《私とジェンダー》ということで、毎回広く執筆者を探して、各人の「ジェンダー」をめぐる思いを自由に書いてもらっているのですが、ふと会議で「次号の執筆、誰に依頼する?? ちょっと今回ちょうどネタ切れ気味やし、誰か目新しい人……」となった際に、半分シャレで「ウチの娘なんかどうですかね? もう来年は卒論を書こうかという段階に達してますし、授業のレポートなんかも先生からわりと高評価みたいですしイケなくはないかも…!?」と提案してみたところ、「ソレはナイス!!」と、あっさり採用されてしまった次第です。
しこうして満咲センセイに事情、および字数と〆切を伝えてみたところ、「それなら大学の課題ともカブらへんから行けるかな……」と、予想より本人もまんざらでもない様子で乗り気だったりも;

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というわけで、近年のウチの家庭の様子のくだりではワタシのプライベートがそこはかとなく開陳されていたりするのに加えて、やはり話題の主軸はただの友達の男子」との交友関係をめぐるエピソードだったりします。

実際、なかなか深いテーマに迫る文章になっていなくもなく、すでに会報を読んだ皆様からは、けっこう好評だという情報もあります。

最近ではジェンダーやセクシュアリティをめぐるさまざまなイシューに対して社会学的な知見を駆使して肉薄するスキルも爆上がりしている(と親バカの目には映るw)満咲さん、これを契機に、今後もこうした活躍が続くかもしれないとしたら楽しみであり、かつ有意義だと言えるかもしれません。

………そうこうするうちに親よりも執筆や講演の依頼がたくさん来たりして;

&そのうち本を出すとしたらタイトルは
Re:ゼロ歳から始める明るい(父親が)トランスジェンダー生活
 ……っスかね?? やっぱり

◇◇
 
◇◇

◇◇



共通テーマ:地域

恋のスタンプラリー [今週の佐倉満咲]

◇◇
「恋のスタンプラリー」
あなたは参加する?
◇◇

我が娘・満咲も、はや大学3年生。

………とはいえ今年・2020年度の前期授業は新型コロナウイルス感染症[ COVID-19 ]の流行拡大を受けてすべてオンライン遠隔授業となり、キャンパスも立入禁止が原則となって、何やら新学期になったのかなっていないのか、すこぶる曖昧なまま過ぎてしまっていました。

後期になって、ようやく通常のオフラインでの対面授業も再開して、このところは登校して久しぶりに顔を合わせた友人たちと、いろいろ話もはずんでいたりするようです
(とはいえ、まだ一部を除いて多くの授業はオンライン遠隔方式なのですが)。


◎満咲さんの同世代の子たちによる今年度前期のオンライン遠隔授業についてのレポートはこちら
 [ 新学期!→まさかのオンライン遠隔授業の日々 ]
https://stream-tomorine3908.blog.ss-blog.jp/2020-05-19_RemoteOL


◎ここまでの満咲さんの大学生活関連記事はこちらなど
 [ 佐倉満咲、大学でジェンダーを学ぶ ]
https://stream-tomorine3908.blog.ss-blog.jp/2018-12-09_MUs-GS


で、そんなわけで、従前のとおり「ただの友達の男子」も相変わらず多いようで、帰宅後に報告してくれる当日の出来事に関するエピソードでも何人かの男子学生の名前が挙がることは続いています
(当然にかなり「親には言わないフィルター」がかかってはいるようですし、そこからさらに個人情報への配慮に念を入れると、ここにはたいした詳細は書けないのですが)。

高校までと同様に、「男女なら恋愛」という社会通念を超克して、互いに一番心地よい関係性を実践している様子は、なかなか微笑ましくもあり、また頼もしいことでもあります。
相手のほうも、満咲と波長が合うのでしょう。すこぶるナチュラルに日々接してくれているようで、まことに尊いことです。

もちろん、男女で親しげにしている様子に対しては、他の友人らから時折「付き合ってんの?」と問われるのは従来と同様で、やはり鬱陶しくはあるようです。
また、男子と仲良くしている現場に対しては、他の友人らがどうしても遠慮してしまうようなことも起こるようで、気を利かせた女友達が近寄ってこないということもありがちらしいです。
それで女友達とはなかなか距離を近づける機会が逸失し、余計に友達の男子率が上がる、とも。

ただ、そうはいっても、そういうときこそ高校までの経験値が生きてきたりもするのでしょう。
「男女でただの友達」の関係性のマネジメントは、それなりに上手くおこなっていると見受けられます。
本人もですが、相手も同様に、一般的には「異性と親密になっている」とされる状況が、こうした形になっていることに対して、10代の頃よりは安定して納得できるようになっているのかもしれません。


 BL202016LoveStampRally.png
 (画像はイメージです。出典:いらすとや

そんなこんなで、昨今は状況を社会学的に見極めるセンスも上がった満咲さん、「男女でただの友達」の困難について、先日ふと次のように表現したのです。

「男女だと、恋人って関係をべつにめざしてなくても、どうしても『恋のスタンプラリー』になっちゃうねんナ」

「え、何? スタンプラリー!? 恋の??」

曰く、男女の関係性には親密度を上げていくためのモデルコースが設定されていて、あたかもスタンプラリーのようなそれに、油断するといつのまにか参加させられてしまっている……のだというのです。

つまり、例えばスタンプカードに「初デート」「手をつなぐ」「初キス」などの枠があって、順次達成し、その証の押印で埋めていくことが促されるようなイメージなのでしょうか。

そしてスタンプカードの受領や使用を拒否するには相応のエネルギーが必要だとも。

あるいは「手をつなぐ」カードにスタンプが5個溜まったら「キス」カードにランクアップ。さらに「キス」カードにスタンプ10個で性行為が可能になる……ようなシステムだったりするというのもあるかもしれないですね。

なるほど!

「恋のスタンプラリー」!!

たしかに言い得て妙でしょう。

性の多様性に明るく、決まりきった「恋愛の常識」とは距離を置くことができている今どきの若い世代である満咲さんとしては、まさに、このような生活実感をともなって状況が透徹できているのかもしれません。

社会の中での人々のコミュニケーションにおいて、男女の親密性にかかわる相互行為が、「恋愛」と定式化された社会的なコードによって見事なまでにパターン化されていることを表現する比喩としては、なかなか秀逸だと言えます。

「恋愛」なり、よりよい「男女の関係性」などについて議論するときには、コレを少し頭の隅にでも置いておくと、そこはかとなく有用かもしれないですね。

さあ、「恋のスタンプラリー」、
あなたは参加する?
それとも参加しない!?


◇◇





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